2013年8月31日土曜日

子どもの読書と教育を考える会  10月例会



2012年新刊書を読んでみよう


日時 2013年10月5日(土)2時~4時
○会場  サンスクエア堺  堺市堺区田出井町2-1 (072)222-3561
○資料代  600円(会員・学生400円)
○申し込み・問い合わせ先  一塚(TEL・FAX)072-252-9757

子読教では、毎年財団法人大阪国際児童文学館主任専門員土居安子氏を講師としてお迎えし「新刊書研究会」を重ねています。それを深める学習として、2012年4月例会で、初めて運営委員を中心に2011年の新刊書のレポート報告、意見交流を行いました。その学びを続けようと、2012年新刊書の読書会を行います。

 報告予定の本は『「あの日」、そしてこれから 東日本大震災2011.3.11』(ポプラ社)『もりへぞろぞろ』(偕成社)『かえでの葉っぱ』(理論社)『アナベルとふしぎなけいと』(あすなろ書房)『アスペルガーの心 わたしもパズルのひとかけら』(偕成社)『ぼくとおじちゃんとハルの森』」(くもん出版)『パンとバラ ローザとジェイクの物語』(偕成社)『一年四組の窓から』(光文社)『オレたちの明日に向かって』(ポプラ社)『灰色の地平線のかなたに』(岩波書店)などです。また、今回は土居氏のリストにはなかった『ジブリルのくるま』(BL出版)も報告されます。本の詳細は5月例会の資料、またはインターネットなどでご確認ください。

 本はお薦めの本という視点で選んだわけではありません。レポートをもとに参加者でいろいろな話ができればいいと考えています。みなさんも一冊でも読んでいただいてご参加いただければと思います。もちろんレポートをお持ちくださればうれしいです。



参加予約は一塚(電話・FAX)またはメールで(アドレスは下記)①~⑤を連絡下さい。
   郵便番号 ②住所 ③氏名 ④電話番号 ⑤何でお知りになられたか



2013年10月例会案内画像
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2013年8月30日金曜日

第27回夏季研究会を終えて




 京都での研究会を百名を越える参加者で盛会に終えることができました。二日間の充実した研究会となり、講師の方々、参加者のみな様には心より感謝申し上げます。

 講演、分科会、お話の夕べ、交流会、参加者の中のおひとりにお願いしてその報告を書いていただきました。ありがとうございました。また、アンケートにお答えくださった方々ありがとうございました。ここに夏季研究会報告集としてお届けします。

 寄せていただいた文章を読みながら、その感動が蘇ってきました。

 1日目。病気を克服された正置友子氏の力強く奥深い講演に、絵本を読む目を一段と開かされました。分科会では実践と理論に裏付けられた講師の方々のお話に、今後の実践への意欲をいただきました。また、夜の部の「お話の夕べ」では、語り手の個性あふれるおはなしを心から楽しみ、その後広島から駆けつけてくださったアーサー・ビナード氏を交えての「交流会」は楽しく意義深いものでした。

 2日目。アメリカ人であるアーサー・ビナード氏が日本語で発する、原爆・核兵器・原発にいたる一連の話には、真実を追究する詩人の情熱が溢れ出ていました。「ペテンをみぬくこと」ー子どもの本を手渡していく私たちに課せられた言葉として心に沁みました。

 午後の「鳥越信氏を偲ぶ会」では、鳥越先生のご功績と思い出が語られ、「子どもの読書と教育を考える会」創設者である氏の遺志を受け継いでいきたいと心新たにしました。

 なお、例年、夏季研究会の初めに総会をもたせていただいています。活動報告、2013年度の活動方針、例会予定、運営委員会体制、会計報告などを承認していただきました。

 みな様のご協力と励ましを心より感謝しています。